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お風呂にこだわり…“温泉”届くサービスも

2022年1月20日 18:54
お風呂にこだわり…“温泉”届くサービスも

20日は1年で最も寒い時期とされる「大寒」です。寒さが厳しいこの季節、新型コロナウイルスの影響もあって、自宅でのお風呂にこだわる人が増えているようです。



コロナ禍で行くのが難しくなった温泉旅行。寒い日が続き、「家のお風呂が温泉になればいいのに」と願っていた番組スタッフの元に“温泉”がやってきました。

届いたのは「温泉」と書かれた段ボール箱。中には温泉水が入っています。神奈川県の湯河原温泉や大分県の別府温泉など5種類の源泉から選び、宅配してもらえるサービスです。

早速、湯河原温泉の温泉水をお風呂のお湯と混ぜて入浴することに。

記者
「普段のお風呂より、なめらかな肌触りがします」

温泉水は、注文を受けてから現地で汲んだものを宅配しているといいます。

ヒューマンウェア 執行役員・中野広行さん
「旅行で温泉地に行けないということが出てまいりましたので、(利用者は)倍々でどんどん増えています」

温泉地に行きづらい中、自宅用だけでなく、実家へのプレゼントなどにも利用されているということです。



家庭のお風呂でお馴染みの“あの商品”も売れ筋に変化がありました。都内の薬局・ミネドラッグ三軒茶屋店で、ずらりと並んでいたのは「入浴剤」です。

ミネドラッグ三軒茶屋店 入浴剤担当者
「約200種類の入浴剤を取り扱っています」

これまでは、大容量で長く使える商品などが売れていたといいますが、コロナ禍での売れ筋は温泉の香りや色を再現した商品や、かわいらしい個包装の商品だといいます。

ミネドラッグ三軒茶屋店 入浴剤担当者
「気分を変えられるようなもの、コロナ禍でなかなか旅行に行けない方が増えていると思うので、そういった方が旅行気分を味わえるような入浴剤を買われるイメージ」

入浴剤メーカーの調査によりますと、毎日湯船につかる人はコロナ禍に入り、半数以上に増加しました。ミネドラッグ三軒茶屋店では、入浴剤の売り上げがコロナ前の約3割アップし、品揃えを増やしているということです。



家電量販店にも、お風呂時間を充実させるアイテムがあります。

お風呂に設置できるテレビや湯船につかって、ゆったりお気に入りの音楽を聴ける防水スピーカーだけでなく、脱毛器にも防水仕様の商品が登場しました。

さらに、お風呂の中で頭皮をマッサージする「ヘッドスパ」ができる商品も注目されているということです。

ビックカメラ池袋本店 ビューティー家電コーナー・風間明日香さん
「お風呂に時間を使う方が多くいらっしゃって、そういったところでヘッドスパを使う方、結構いらっしゃいます」



“お風呂の定番”といえば、アヒルかもしれませんが、お風呂時間を彩るグッズはそれだけではありません。

温かいお湯につかるサルのような気分や、美しい富士山を眺めているかのような気分を味わえる浴室の壁に貼るためのポスターや、高級寝具にも使われる弾力のある素材を使った筒型の「風呂用の枕」もあります。

バスグッズの企画販売をする会社「バスリエ」では、おうち時間が増える中、利用者が増えてきたと話します。

バスリエ株式会社 広報・大角浩子さん
「おうちのお風呂だと、毎日同じような入り方になってしまったり、なかなかリラックスというより、体をきれいにするだけと思っている方もまだまだ多いと思うので、もっとリラックスとか違う気分転換になるんだよというのを(感じてほしい)」

いつものお風呂に、少し変化を取り入れ、楽しむ人が増えているようです。