俳優の田中圭さんが、12月11日放送の日本テレビ系『1億3000万人のSHOWチャンネル』に出演し、田中さんが行きたかったという九州の温泉を満喫しました。

番組は、櫻井翔さんがMCを務め、芸能人や文化人、アスリート、そして視聴者の皆さんの「やってみたい」「見てみたい」が詰まった企画をどんどん実行するバラエティー。今回はゲストの田中圭さんが「一日で九州の3つの名湯を満喫したい」という企画で、鹿児島県、熊本県、大分県の名湯を巡る「超弾丸旅」を繰り広げました。

田中さんは『銭湯と和菓子と田中圭（仮）』という本を出版するほど大のお風呂好き。九州の温泉は訪れたことがなく、今回の弾丸旅には「全部憧れの行ってみたい温泉だったので、嬉しいです」と、早朝からの取材にもかかわらず、気合い十分。

しかし各温泉地に滞在できる時間はわずか1時間ほどと、かなりキツキツのスケジュールにスタッフから「九州って結構デカいんですよ」と言われますが、田中さんは「知ってますよ。1時間もあればだいぶゆっくりくつろげるはず」と言い放ち、最初の温泉に向かいます。


■「田中圭自体が風呂」鹿児島県・指宿温泉で“お風呂愛”を語る

1か所目は鹿児島県の指宿温泉からスタート。訪れた旅館の露天風呂からは美しい海が見渡せる絶景がポイント。時刻は朝7時半。田中さんは朝風呂を満喫しようと露天風呂を訪れますが、朝イチのお湯は熱く、冷ますのに予想以上に時間をとってしまいます。

やっと入れた露天風呂に「最高〜！」と叫ぶ田中さん。「忙しくしてるときは、自分の家のお風呂に入る代わりに銭湯に行ってた。好きとかそういう次元でもない。田中圭自体が風呂」と自身の“お風呂愛”を語りました。しかし、スタッフから時間が迫っていることを告げられると、名残惜しそうに温泉をあとにする田中さん。露天風呂でお湯を冷ましている時間が痛手となってしまいました。


■「めちゃくちゃ贅沢」熊本県・黒川温泉 1時間で温泉3か所を巡る

車と新幹線を乗り継ぎ4時間以上かけて向かった2つ目の目的地は、熊本県の黒川温泉。紅葉と風情あふれる街並みが人気となっています。黒川温泉随一の面積を誇る露天風呂『仙人風呂』は、天然の保湿成分が多く含まれているため湯が青く光っており、見た目にも美しい温泉です。

ほかにも紅葉を眺めながらの『美肌風呂』など、限られた時間の中で計3か所の温泉を巡る田中さん。『（弾丸旅）考えようによってはめちゃくちゃ贅沢だぞ！』と、かなり満足した様子でした。ここまで計5か所の温泉につかっているにも関わらず、湯あたりもせず、それどころか浴衣に着替え、次の温泉に走って向かう田中さんは「やべえ、黒川超楽しいな」と童心にかえったような笑顔を見せていました。


■大分県・別府温泉 美肌効果の泥湯で“彫刻”になりきる

最後は車で1時間半かけ、大分県の別府温泉へ。“海地獄”や“血の池地獄”が有名で、言わずと知れた名湯のひとつです。訪れた旅館では、かねてから入りたかったという泥湯を堪能。すでに名湯の数々につかり「肌トゥルットゥル」と語る田中さんでしたが「彫刻になってみようと思って」と地中から噴き出る乳白色のサラサラした泥を体中に塗りつけ、泥湯をめいっぱい楽しみました。

そして風呂上がりには「（番組のおかげで）こういうところもありますよって紹介できた。（最近）銭湯、超潰れてるから」と、銭湯の本を出している田中さんらしく、しみじみと“お風呂”への思いを語りました。

見事、約12時間で計6か所の温泉を巡ることができた田中さんは「楽しかった。あわただしかったけどスゴく癒やされましたよ」と大満足。スタッフから「また弾丸で北海道くらい…」といわれると「いや、弾丸はいらないんですよ」と即座に否定し、旅を締めくくりました。