日本と韓国の財界人などが集う「日韓経済人会議」が14日、都内で始まりました。2日間にわたり、両国の経済連携などについて議論します。

初日の会議には日韓の財界人などおよそ200人が参加し、日韓議員連盟の会長を務める菅前総理大臣が「日韓両国は、国際社会のパートナーとして協力していくべき重要な隣国同士だ」などと挨拶しました。

日韓関係改善の機運が続く中、講演した両国の代表者も関係強化の重要性を強調しました。

森健良 前外務次官
「今後も良好な日韓関係を基盤として、投資活動が日本から韓国へ、韓国から日本への双方向で強化されていくと確信しています」

一方、韓国の商工会議所会長は、良好な日韓関係のムードが「経済までには及んでいない」とした上で、「突破口を作らなければ両国は新興国に追い抜かれてしまう」「切羽詰まった状況だ」と述べ、両国の経済連携を早急に強化するよう訴えました。

会議は15日も行われ、共同声明を採択する予定です。