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米国産牛肉輸入 協議再開で合意

2010年4月8日 14:59
米国産牛肉輸入 協議再開で合意

 BSE(=牛海綿状脳症)の発生を受けて日本がアメリカ産牛肉の輸入を月齢20か月以下の牛に限っている問題で、日米関係を重視して輸入条件の協議を再開することが決まった。

 アメリカ産牛肉の輸入をめぐっては、生後20か月以下の牛に制限する日本と、制限の撤廃を求めるアメリカとの溝が埋まらず、協議が途絶えている。協議再開を求めて日本を訪れたヴィルサック農務長官に対し、赤松農水相は8日、協議を再開することで合意した。

 アメリカ側は完全撤廃にこだわらない柔軟な姿勢を示したというが、日本は「安全が科学的に証明されることが基本」との姿勢を崩していない。