閣僚会合の設定は…TPP日米事務協議再開
TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐる日米の事務レベルの協議が15日、東京で再開した。今回の協議では、日米の閣僚会合を設定できるかが最大の焦点となっている。
15日からの協議は、主食用のコメとしてのアメリカ産のコメの輸入枠をどの程度増やすのかや、日本製の自動車部品の関税の扱いなど、特に交渉が難航している分野を中心に行われる。
甘利経済再生担当相は今回の事務レベル協議について、「日米の閣僚会合が開ける状況まで間合いが狭まっていることに期待したい」としており、事務レベル協議後に日米の閣僚会合を設定できるかが最大の焦点となる。
しかし、日米の主張には依然隔たりもあり、今回の協議でどこまで溝を埋められるか不透明な状況。