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核開発めぐるイランと欧米などとの協議再開

2014年9月20日 12:45

 核開発問題をめぐるイランと欧米などとの協議が19日、アメリカ・ニューヨークで再開した。ウラン濃縮活動の規模などをめぐって意見の隔たりが大きい中、妥協点を見いだすための協議が1週間ほど続く見通し。

 イランは国際社会との対話を掲げるロウハニ政権が発足して以降、欧米など6か国との本格的な協議を再開した。しかし、ウランの濃縮活動の規模などをめぐって意見の隔たりは大きく、今年7月と定めていた期限を11月にまで延長している。

 これまで協議はオーストリア・ウィーンで行われていたが、2か月ぶりとなる協議が19日、ニューヨークの国連本部で始まり、イラン側はザリフ外相、欧米側はアメリカのシャーマン国務次官やEU(=ヨーロッパ連合)のアシュトン上級代表らが出席した。

 協議は来週の国連総会でニューヨークに集まる外相らによっても行われる見通しで、2か月後の期限を前に何らかの妥協点が見いだせるかが焦点となる。