２日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日比１２０円４２銭安い９８４４円５９銭だった。

　前日の欧米の株式市場で株価が値を下げた流れを受けて、東京株式市場も朝から幅広い銘柄で売り注文が広がった。取引開始前に、アメリカ連邦債務の上限を引き上げるための法案が議会下院で可決され、債務不履行への懸念はひとまず後退したが、依然としてドルやユーロに対し円高基調が続いており、輸出関連株の下落が目立った。

　また、アジアの株式市場が軟調に推移したことも相場の重しとなり、日経平均株価は一時１４０円以上値を下げるなど、午後に入って下げ幅を拡大した。

　東証１部の売買代金は概算で１兆１５７４億円、売買高は概算で１６億３３８５万株。