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弱腰というのは意味がわからない~鹿野氏

2011年10月12日 0:14
弱腰というのは意味がわからない~鹿野氏

 TPP(=環太平洋経済連携協定)への交渉参加について政府・与党内でも意見が分かれていることを受け、経団連・米倉会長は11日、「弱腰では困る」と鹿野農水相を批判し、あらためて交渉への早期参加を表明すべきと述べた。これに対して、鹿野農水相は「弱腰というのは意味がわかりません」と話している。

 米倉会長は「一日も早く交渉の場について、日本にとって必要なことを、ちゃんと正式の場で表明して説得していくべき」と述べ、あらためてTPP交渉への早期参加を求めた。人口の減少など日本の需要が縮小していくと予測される中、アジアを中心とした外需を取り込むことで経済成長につなげていくことを考えるべきとしている。

 また、TPP参加の結論を期限を区切って判断することに慎重な姿勢を示している鹿野農水相について「農業をつかさどる閣僚がそういう弱腰では困る」と述べた。

 これに対して、鹿野農水相は「弱腰というのは意味がわかりませんね。(Q選挙のことを民主党が考えているのではないかと?)そういうことの視点で申し上げているわけじゃありませんので」と話している。

 鹿野農水相はこれまで、記者会見などで、TPPの交渉参加には国民的な議論が必要だとして、11月の国際会議までに判断するには時間が足りないとの考えを示している。

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