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TPP交渉 甘利氏、年内合意の必要性強調

2014年9月5日 18:41
TPP交渉 甘利氏、年内合意の必要性強調

 甘利経済財政担当相は5日、報道各社とのインタビューに応じ、TPP(=環太平洋経済連携協定)の交渉について、年内の合意がないと漂流する危険性が高くなるとして交渉を加速させる考えを示した。

 甘利経財相「年内合意ないと、主要国たるアメリカが次の大統領選モードに入る」「年を越えて先に行けばいくほど、漂流する危険性は高くなる」

 甘利経財相は5日のインタビューで、TPPの年内妥結のためには、まず10月上旬までに日米の閣僚間で大筋合意することが必要だとの認識を示した。さらに、アメリカでは大統領選に向けた動きが加速するため、年内合意ができなければ交渉が漂流する危険性が高くなるとして、改めて年内合意の必要性を強調した。

 TPPをめぐっては、現在ベトナムのハノイで首席交渉官会合が行われており、ギリギリの交渉が続くことになる。