オリンパス カウフマン社長が辞任、違法薬物購入の通報
精密機器大手のオリンパスはシュテファン・カウフマン社長が28日付で辞任したと発表しました。違法薬物を購入していたという通報があったとしています。
オリンパスによりますと、カウフマン氏が違法薬物を購入していたとの通報があり、オリンパスは今年9月に警視庁に報告するとともに、内部調査を行ってきたということです。
調査の結果、カウフマン氏がオリンパスの行動規範や企業文化とは相いれない行為をしていた可能性が高いとして、取締役会が辞任を要求、カウフマン氏が応じたということです。
カウフマン氏はドイツ出身で、2019年にオリンパス取締役に就任し、去年4月から社長兼CEOを務めていました。
当面は竹内康雄会長がCEOを担います。
オリンパスは「株主の皆様、お客様、ならびに関係各位の皆様にご心配をおかけすることを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。