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子会社の秋田エルピーダ「事業と雇用継続」

2012年2月28日 13:34
子会社の秋田エルピーダ「事業と雇用継続」

 国の支援を受けて経営再建を目指していた半導体大手「エルピーダメモリ」(東京・中央区)が27日、会社更生法の適用を申請し、事実上、破綻した。同じく会社更生法の適用を申請した子会社の「秋田エルピーダメモリ」(秋田市)は「事業と従業員の雇用は継続する」と話している。

 秋田エルピーダメモリは、エルピーダメモリの完全子会社として設立された。半導体の組み立ての一部を担っているが、毎月7億円あったエルピーダメモリからの売掛金の回収が困難になり、資金繰りの見通しが立たなくなったことで、同時に会社更生法の適用を申請した。

 エルピーダメモリは今後、裁判所の監督の下、スポンサーの選定など事業の再建を進めることになり、秋田エルピーダメモリは「事業、雇用は継続していく」と話している。