イオン、ダイエーを完全子会社化へ
流通大手のイオンが24日、経営不振が続く連結子会社のダイエーを来年1月付で完全子会社化すると発表した。
イオンは、ダイエー株の約44%を保有し、連結子会社としているが、来年1月に完全子会社化する。ダイエーの事業を首都圏や京阪神の食品事業に特化させることなどで、経営を再建する方針で、これに伴いイオングループ全体のスーパーの店舗網も再編する方針。
ダイエーの今期の営業利益は65億円の赤字となる見通しで、抜本的な改革が急務となっていた。
イオンは、2018年度にダイエーの売上高を5000億円に、営業利益率を今のマイナス1%から3%に引き上げたい考え。また、2018年度をめどに「ダイエー」という店舗名もなくす方向。