日本とコロンビア、EPA交渉を開始
日本政府は17日、コロンビアとのEPA(=経済連携協定)の締結に向け、交渉を開始した。
初会合では、農産物や投資環境の具体的分野について協議が行われた。コロンビアからの輸入品は、コーヒーなどの農産物が中心で、95%の品目が非関税であるにもかかわらず、日本からの輸出品にはほぼ全てに関税がかけられている。このため日本は、輸出品の関税縮小で合意を得たい考え。
また、投資の分野では、日本はこれまでも水力発電や地下鉄などのインフラ投資に参画していて、14年までに250億ドルまで拡大していきたい考え。
コロンビアはすでにアメリカやカナダなどとFTA(=自由貿易協定)を結んでおり、日本はコロンビアとの経済連携を進めることで、太平洋地域でより有利な競争環境を整える狙いがある。