日本のTPP交渉参加、正式に承認される
TPP(=環太平洋経済連携協定)をめぐり、日本の交渉参加が正式に承認された。今年2月に参加を表明した日本は、今回が初めての会合になる。
TPP交渉会合への日本の参加は、日本時間23日午後3時半頃に正式に認められた。交渉に参加したことで、日本は今回初めて、交渉内容をまとめたテキストを閲覧することができる。今回の交渉会合は23日を含めても3日しか残っておらず、日本は著作権に関するルール作りなど、「知的財産」の分野など5分野の交渉参加にとどまるとみられる。
一方で、24日の午後と25日に、遅れて参加した日本向けに、これまでの交渉の経過などが説明される「日本セッション」が設けられる予定。
日本にとって最大の焦点であるコメや砂糖といった農業分野の関税についての作業部会は、今回の会合ではすでに終了している。そのため交渉団は、公式な会合以外の場でも積極的に各国と接触し、日本側の主張を伝える方針。