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アブラハム社を行政処分勧告へ

2013年10月3日 1:54
アブラハム社を行政処分勧告へ

 証券取引等監視委員会は、投資助言業者「アブラハム・プライベートバンク」が、許された業務の範囲を超えて海外ファンドへの投資を勧誘していたとみて、近く行政処分勧告を行う方針を固めたことがわかった。

 アブラハムは、「いつかはゆかし」という投資積み立てサービスで知られる「投資助言業者」で、公表では、投資助言契約額の合計が今年6月末の時点で746億円を超えている。

 証券取引等監視委員会は、アブラハムが、投資家からアドバイス料をもらう「投資助言業」であるにもかかわらず、ファンドを運用する業者からも、実質的に勧誘手数料を得ていたとみて、金融庁に行政処分するよう近く勧告する見通し。

 一方、アブラハムは日本テレビの取材に対し、関連会社が、特定の海外ファンドから、広告料を受け取っていたが、勧誘手数料は受け取っておらず、業務に問題はないと説明している。