新米の出荷が始まり、コメの品薄状況が解消に向かいつつありますが、価格の高騰は続いています。こうしたことから“コメからパンへ”主食を変更したという人もいるようです。

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17日、都内のパン店にできていた人だかり。その理由は、パンの詰め放題です。1個200円相当のパンが、1袋500円で詰め放題！　（※パン品切れで終了）

カレーパン狙いでやってきた主婦に、意気込みを聞いてみると…

──何個入れたい？

お客さん
「6個くらい」

いざ、出陣。入店すると、まっすぐにカレーパンのところへ。まずは無事に2つゲット！　最終的に何個詰められたのか、見せてもらうと…

──何個ある？

お客さん
「7個。恥ずかしい」

コメ高騰の中、1個でも多くと、パンをパンパンに詰め込むお客さんたち。中には…

お客さん
「チュロスが刺さらないの。チュロスが…」

うまく入れられず、悪戦苦闘する人も…。無事に8個、袋に入りました！

──笑い止まらない？

お客さん
「笑い止まらない。大好きです。大満足です」

小麦価格の高騰などで、値上げが続いていたパン。パンの詰め放題を開催した理由は…

社会福祉法人SHIP　ボンシュシュ　鈴木伸俊主任
「少しでも楽しめるもの。コメの高騰もあって、パンがフィーチャーされているので、そこをアピールできたら」

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一時、品薄状態が続いていたコメ。17日、埼玉県内のスーパーにはずらりと新米が並んでいましたが…

スーパーマルサン越谷花田店　八木栄樹店長
「去年に比べて（5キロあたり）1000円近く、1200円上がっている状態」

入荷数は安定したものの、価格は高騰したまま。そのためお米売り場では、しばらく立ち止まるも、値札を指さした後に、去って行く人の姿も。

お客さんに、話を聞いてみると…

20代
「お米は高いので朝ご飯はパンになりました」

朝食を、ご飯から“パン”に変更したという声が。さらに、3人の子を育てているという母親も、パンの頻度が増えているといいます。

3児の母（30代）
「朝はご飯が基本だったが、週2くらいパンだったところ、週3、4くらいパンに」

食べ盛りの子どもたちのため、安いタイミングでパンをまとめ買いし、冷凍しているといいます。

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“コメからパンへの主食変更”の波は、都内の惣菜パン専門店でも。この店では夏場、口の中の水分が奪われるイメージからか、通常より1～2割ほど売り上げが下がってしまうといいますが…

田中惣菜店　田中若菜代表
「去年と比較すると、1～2割（売り上げ）多いかなという印象」

今年の夏は、高騰するコメの代わりに、パンを購入する人などが増加しているといいます。さらに“総菜パン”ならではの理由も…

パート（40代）
「それ（総菜パン）でメインに、1食終了ってできるので、他にサイドでメニューを作らなくてすむ」

1つで完結するという“お得感”です。

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食卓に影響をもたらすコメの高騰は、いつになったら落ち着くのか。17日、農水相は…

坂本農水相
「円滑な米の流通が進めば、需給バランスの中で一定の価格水準に落ち着いてくるものと考えております」

解消時期についての明言は避けました。