新入社員「人並みで十分」過去最高水準に
新入社員への意識調査で「人並みに働けば十分」という回答が過去最高水準となった。
これは、今年度の新入社員2203人に調査したもので、「人並み以上に働きたいか?」という質問に「人並みで十分」と答えた人が52.5%とバブル末期に迫る過去最高水準となった。
調査を行った「日本生産性本部」によると、働き方の意識には景気や就職活動の厳しさが影響するということで、今年度は売り手市場を背景に「ほどほどで良い」という意識が高まった。
また、「デートの約束がある時、残業を命じられたら?」という質問に対しては、デートを優先するという答えが18.3%を占め、昨年度から2.6ポイント増えた。3年連続の増加で、プライベートを優先する傾向がやや強くなっているとみられている。