ダイハツ不正問題 国交省、3車種の「型式指定」取り消す方針 社長「心よりお詫び」
ダイハツ工業が車両の安全性を確認する認証試験で不正を行っていた問題で国土交通省は、3つの車種について量産に必要な型式指定を取り消す方針を示しました。
奥平社長
「弊社の不正によってご心配ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げたい。今回我々の不正によって失われた信頼は大変大きい」
国土交通省は、「ダイハツ・グランマックス」と、ダイハツが生産する他社ブランド「トヨタ・タウンエース」「マツダ・ボンゴ」の3つの車種について型式指定の取り消しに向けた手続きを始めました。
この3つの車種については、衝突試験の際、本来はセンサーで作動するエアバッグをタイマーで作動させるなど悪質な不正行為が確認されたということです。
斉藤国土交通大臣は、ダイハツの奥平社長に対し、組織の改善を求める是正命令書を手渡しましたが、この中で、国交省の監査で見つかった新たな不正も指摘されていて、奥平社長は「不正を認識できていなかったことを重く受け止める」と述べました。