ニホンウナギ保護へ…“養殖制限”を提案
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絶滅危惧種に指定されたニホンウナギの具体的な資源保護策を話し合う国際会議が16日、東京で開かれている。
農林水産省・宮原正典顧問「10月から始まる漁期ですね。その前に管理をスタートする最後のチャンスなので、ここでなんとしてでも合意を得たい」
ニホンウナギの稚魚のシラスウナギは、産卵場所が太平洋のマリアナ海溝で、会議に参加している日本・韓国・中国・台湾などが同じ漁業資源を利用している。日本は会議の前に、国内の養殖業者に対して、この冬から養殖に使うシラスウナギの量を減らすことができないか提案しており、各国にも足並みをそろえるよう求めた。養殖するシラスウナギの量を、ここ数年の平均以下に抑える方向で合意を得たい考え。
合意すれば、ウナギの資源管理について、初めて国際的な枠組みが決まることになる。