スカイマーク「おわび」コスト削減で運休も
国内3位の航空会社スカイマークが、民事再生法の適用を申請したことについて有森正和新社長らが29日朝、記者会見を行い謝罪した。
西久保前社長の退任に伴い社長に就任した有森氏は「多大なご迷惑をおかけし、心よりおわび申し上げます」と謝罪した上で、「運航事業が停止することはない」と強調した。一方で、コストを削減するため1日につき約20便の運休を決めたが、社員のリストラは行わないことも明言した。
スカイマークの負債総額は約710億円。円安の影響や格安航空会社との競争の激化で収益が悪化していた上、ヨーロッパの航空機メーカーエアバス社の旅客機「A380」の購入をキャンセルしたことなどから巨額の違約金を求められており、資金繰りが悪化していた。