２０２０年東京オリンピック・パラリンピック大会の会場施設などを視察するために来日したＩＯＣ（＝国際オリンピック委員会）のジョン・コーツ調整委員長が１日、会見し、東京の準備状況を高く評価した。

　ＩＯＣで東京オリンピックの準備状況の確認、監督を行う「調整委員会」のメンバーは、先月３０日から２日間、レスリングなど３つの競技会場となる幕張メッセを視察した他、大会に向けた取り組みなどについて意見交換を行った。一連の日程を終えて会見したジョン・コーツ委員長は、会場計画の見直しや、それによるコスト削減など、東京の準備状況を高く評価した。

　コーツ委員長「まだまだ２０２０年まで長い道のりが残っているが、今までの進ちょく状況に我々は満足している」

　また新国立競技場については、「このスタジアムは国家的な意味をもつ。大会後もずっと使われ続ける競技場だ」として、今月７日に開かれる有識者会議で計画が進展することに期待を示した。