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日経平均終値65円高 今世紀最高値更新

2015年2月19日 17:22
日経平均終値65円高 今世紀最高値更新

 19日の東京株式市場で日経平均株価の終値はITバブルと言われた2000年以来14年9か月ぶりの高値をつけた。これは、今世紀最高値を更新したことになり、大きな節目と言える。終値は18日に比べて65円62銭高い1万8264円79銭だった。

 このところ取引が活発化している東京株式市場で、株価は2日連続で値上がりした。銀行や証券の他輸出関連企業など幅広い銘柄に買い注文が入り、取引途中には1万8300円台をつける場面もあった。

 これまではウクライナ情勢やギリシャの債務問題など海外の不安要因に振り回されてきた日本株だったが、ここにきて外国人投資家を中心に日本株に注目が高まってきた。

 背景の一つは良好な国内企業の業績だ。円安を受け、自動車や電機を中心に大企業の収益が伸び、来期に向けても期待感が広がっている。また、大手企業の労使交渉(春闘)で、経営側から「賃上げに」関して前向きな発言が相次いでいることも好材料となっている。市場では年内に大台の2万円も見えてきたとの声も聞かれる。

 東証1部の売買代金は概算で2兆5648億円、売買高は概算で26億5354万株。