フジテレビと親会社は27日、大規模な経営陣の刷新を決定しました。社外取締役の一人は「ここからが始まりだ」とし、信頼回復に向けて責任を果たしていくと話しました。

フジ・メディア・HD　斎藤清人社外取締役「私としてはこれで終わりではなく、ここからが始まりだと思っているので、フジテレビの信頼回復と再生に向けて、社外取締役としての任をしっかりと果たしていきたい」

新体制でも経営陣に残る斎藤社外取締役は、このように述べた上で、31日にも出される第三者委員会の調査結果次第では、さらに改善措置が必要となる可能性があるとの考えを示しました。

フジテレビと親会社は、今回の取締役人事で日枝取締役相談役をはじめとする取締役らの大規模な削減を発表。平均年齢はおよそ9歳若返ります。

また、女性取締役を3割以上とする他、デジタルや人的資本の分野などに精通した人材を起用し、大幅な変革を図る方針です。