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「核のゴミ」最終処分場方針 7年ぶり改定

2015年5月22日 11:56
「核のゴミ」最終処分場方針 7年ぶり改定

 原発から出る高レベル放射性廃棄物、いわゆる核のゴミの最終処分について、政府は22日、7年ぶりに基本方針を改定した。最終処分場をどこに作るのかについて、今後、国が候補地を示す事にしている。

 核のゴミの最終処分をめぐる基本方針は、22日朝の閣議で、7年ぶりに改訂された。核のゴミの最終処分場を建設する候補地については、13年前から電力会社が主体の組織・NUMO(=原子力発電環境整備機構)が自治体の立候補を募ってきた。しかし、いまだに候補地は決まっていないため、今後、国が候補地を示した上で自治体へ調査の申し入れを行う事にした。

 また、住民への説明なども国が主体となって行う。まず、23日から全国9カ所で、シンポジウムを行う事にしており、最終処分場の選定に向け国民の理解を得たい考え。