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JDI 最新の液晶ディスプレイを発表

2015年6月16日 2:08
JDI 最新の液晶ディスプレイを発表

 「外で見づらい」「バッテリーがすぐになくなる」-ジャパンディスプレイは15日、客のこうした不満に応える最新の液晶ディスプレイを発表した。

 ジャパンディスプレイが発表したのは、消費電力が従来の200分の1ほど(静止画)の「反射型液晶ディスプレイ」。屋外など明るいところでは、バックライトを使う従来型のものでは画面が見えにくくなるが、光を反射させる仕組みのディスプレイは、外でも見えやすいという。

 ウエアラブル装置の他、屋外で使う電子看板や、長時間表示する値札などへの活用を想定している。

 ジャパンディスプレイ・有賀修二取締役兼COO(=最高執行責任者)「スマートフォン以外のビジネスで(売り上げの)30%、その中で『反射型液晶ディスプレイ』を使った新事業を、5年で1000億円規模に育てていく」

 ジャパンディスプレイでは、スマホ向け液晶に偏る「一本足打法」を避けるため、売上高に占めるスマホ以外の液晶の比率を、5年後をめどに30%超に引き上げたい方針。