ロシアの銀行が「SWIFT」から排除されることで、ロシアから輸入の多い木材や水産物への影響が懸念されています。

帝国データバンクの担当者は、まだSWIFT排除の詳細が不明なので、影響がどこまで広がるかはわからないとした上で、身近なものとして、木材や水産物の輸入に支障が出ることが懸念されているとしています。

「SWIFTから排除された銀行を使っての支払い手段がなくなり、ロシアと輸出入の取引をしている企業が影響を受ける」「日本の消費者に直結する話としては水産物や木材は影響がダイレクトに出る」「コロナ禍で木材不足となるウッドショックに見舞われ、その上、木材の輸入先であるロシアが調達先として絶たれるとより厳しくなる」としています。

また、製造業への影響も懸念されます。

「製造業で下請け、孫請け、その先、とある中で、サプライチェーンの中にロシアからの輸入が混ざっているのかどうか、メーカーは精査しているところだ」といいます。

自動車関係で部品供給が滞ったり、仕入れ数が急減したりするといったことが出てくる可能性があるとみています。