米投資ファンド「ベインキャピタル」東芝の買収検討
アメリカの投資ファンドが、東芝の買収を検討していることがわかりました。
関係者によりますと、アメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」は、東芝の株式の非公開化を前提に買収を進めることを検討しています。
筆頭株主の投資ファンド、「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」は、ベインがTOB(株式公開買い付け)を行う場合は、すべての保有株の売却に応じることを明らかにしています。
ベインはコメントを発表し、東芝に対するTOBについて、「何ら決定した事実はない」とした上で、「東芝の非公開化の実現は解決すべき課題が多いものと認識している」「東芝の経営陣、日本政府、金融機関、ステークホルダーと慎重かつ真摯に対話を重ねていく必要がある」との認識を示しました。
一方、東芝はこの件について「関知しておらず、いずれの社とも議論をしていない」としています。