KDDI 7月の大規模通信障害を受け、今後3年間で500億円の追加投資へ
KDDIは通信障害への対策として500億円を追加投資します。
KDDIは7月に発生した大規模通信障害を受け、通信障害対策としてAIを用いた障害発生を見つける技術や自動化技術の開発などで、今後3年間で500億円の追加投資を行うと発表しました。
また、合わせて発表した今年4月から9月までの半年間の決算で、売り上げは、前の年の同じ時期よりおよそ4%増えて2兆7408億円となりました。
一方、本業のもうけを示す営業利益は、2.5%減って5585億円となりました。
今年7月に発生した大規模通信障害への補償金75億円に加えて、障害対応で23億円を計上したために減益となりました。
また、新規契約数については、障害があった7月は契約数は伸び悩んだものの、8月、9月で契約数を取り戻し、7月から9月までの3か月間では、前の年の同じ期間と同じレベルまで回復したということです。
KDDIの高橋社長は会見で、5Gの拡大だけでなく、通信基盤の信頼性の確保にさらに取り組む必要性があると述べました。