ITバブル期超え日経平均「バブルでない」
東京株式市場で日経平均株価はITバブル期の2000年4月の高値を超え一時、約18年ぶりに2万900円台をつけた。
日経平均株価は、ヨーロッパの経済情勢への不安感が和らいだことなどをうけ、この4日間で約900円上昇した。24日の東京株式市場は取引開始直後に、ITバブル期(1990年代後半~2000年ごろ)だった2000年4月の高値を超え、一時は約18年ぶりに2万900円台に乗せる場面もみられた。
「ITバブル期」の2000年の流行語大賞は「IT革命」。インターネットの普及に伴い、パソコンや携帯電話などの情報通信の技術が急激に発展し始めた。行き過ぎた期待感から多くのIT関連の株価が異常に値上がりした。
この頃と比べた今の状況を、甘利経済再生相は24日午前、このように述べた。
「ちまたではITバブル以降最高と言われるが、今回はバブルではありません。実体経済が改善している」
好調な企業業績も背景に値上がりした株価。市場関係者はここからが大事な曲面と話している。