日銀のマイナス金利政策を受け…株価上がる
日銀がマイナス金利政策の導入を決めたことを受け、日経平均株価は値を上げた。
先月29日に、日銀が追加の金融緩和策として、日本で初めてとなるマイナス金利政策の導入を決めたことを、市場はひとまず前向きに評価している。日経平均株価は、先週末比315円23銭高の1万7833円53銭で1日午前の取引を終えた。
マイナス金利政策により、民間の金融機関による企業などへの貸し出しが促され、経済活動が活発化することなどが期待されているからだ。
これを受けて先週末のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価も400ドル近く値上がりした。さらに、円相場が1ドル=121円台と円安に傾いたことも株価を押し上げる要因となっている。
ただ、中国経済の減速や原油安など、年明けから市場を動揺させた根本的な要因は変わっておらず、マイナス金利決定の効果がどれほど続くかは不透明だ。