東芝が白物家電事業を中国の大手家電メーカーで世界シェア２位の美的集団に売却することで最終的な調整をしていることがわかった。

　これについて美的集団の袁利群副社長は１５日、中国・北京でＮＮＮの取材に応じ、東芝などとの協力はグローバル化を進める上で重要な戦略だと説明した。

　袁副社長「我々は買収・合併といった方法で技術力、ブランド価値、営業力などを高めていく。これまでも技術の導入や資金面で東芝などとも協力してきた」

　また、袁副社長は、東芝との協議について明言はしなかったが、「美的集団は資金力や技術的な蓄積もあるため、グローバル化のスピードを加速させる」と語った。