２４日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は好調な企業決算や大規模な企業買収を好感した買いが入り７７ドル値を上げた。

　２４日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の週の終値から７７ドル３２セント値を上げ１万８２２３ドル０３セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は５２．４３ポイント上がり５３０９．８３だった。

　アメリカ通信大手の「ＡＴ＆Ｔ」が２２日、メディア大手「タイム・ワーナー」を買収すると発表したことを受けて、業界の垣根を越えた再編に対する期待などから幅広い銘柄が買われた。また、商務省が２８日に発表する７月から９月期の実質ＧＤＰ（＝国内総生産）の市場予想が発表され、前の期と比べ伸び率が大きくなる見通しが示されたことで投資家の心理はさらに上向き買いを誘った。

　市場関係者は「これまで発表されている企業決算の内容もおおむね好調なことからアメリカ経済が堅調に推移しているとの見方が広がっている」と話している。