NYダウ 約3か月ぶりに過去最高値を更新
トランプ氏が次期大統領に決まったアメリカでは、規制緩和が積極的に行われるとの期待感から、ダウ平均株価が前日に続いて200ドル以上上昇し、約3か月ぶりに過去最高値を更新した。
10日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比218ドル19セント高の1万8807ドル88セントで取引を終了し、約3か月ぶりに過去最高値を更新した。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は42.28ポイント下げて5208.80だった。
8日の大統領選挙で共和党のトランプ氏が当選したことで、トランプ氏が掲げている規制緩和政策への期待感が広がり、緩和が進むとみられている金融や製薬関連株を中心に買われた。
市場関係者は、大統領選とともに行われた連邦議会選挙で、「上下両院とも共和党が過半数を占めたため、トランプ氏が掲げる政策が円滑に進められるとの安心感が広がっている」と話している。