２７日のアメリカ・ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は、アメリカの消費者信頼感指数が前の月から上昇したことなどを受けて１１ドル値を上げた。

　ニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の週の終値から１１ドル２３セント値を上げ１万９９４５ドル０４セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は２４．７５ポイント上がり５４８７．４４だった。ナスダックは過去最高値を更新。

　この日は、朝方に発表された１２月のアメリカの消費者信頼感指数が前の月から大幅に上昇し、市場予想も上回ったことなどからアメリカの景気回復に対する期待感が高まり、幅広い銘柄で買いにつながった。また、原油の先物価格が上昇したことを受けてエネルギー関連株が買われたほか、ハイテク株でも買いが広がった。

　一方、取引終了にかけて伸び悩んだ理由について、市場関係者は「ダウ平均株価が史上初めてとなる２万ドルの大台を目前になかなか突破できないことに嫌気をさした人もいるのではないか」と話している。