大塚家具 株主総会で久美子社長を再任
大塚家具が24日、株主総会を開き、大塚久美子社長が再任された。
大塚家具は去年の決算で過去最悪の45億円の営業赤字を計上し、議決権行使助言会社最大手のISSが久美子社長の再任に反対を表明していた。
このため株主総会の行方が注目されたが、久美子社長の再任を含むすべての議案は賛成多数で承認された。しかし、株主からは厳しい注文も聞かれた。
株主「(久美子社長は)辞めた方がいいと思います。この先うまくV字回復する見込みは難しいのではないかと私はみている」
株主「(久美子社長の再任に)賛成です。まる2年で評価するのはちょっと早いかなと。『石の上にも3年』っていうから4年くらいはみないと」
父親の勝久氏から経営権を勝ち取って2年。久美子社長は父親が築いた「会員制」の高級イメージを払拭し、顧客の拡大を狙っているが、ニトリやイケアなどとの競争に苦戦しており、業績の改善が大きな課題。