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東京ゲームショウ VRでニオイまで体感も

2017年9月21日 18:54
東京ゲームショウ VRでニオイまで体感も

 世界最大のゲームの見本市「東京ゲームショウ」が開幕した。世界中から600社以上が出展し、注目は仮想現実の世界で、リアルな体験ができるVR(=バーチャルリアリティー)。今年はさらに進化しており、VRで視覚や聴覚以外の感覚まで感じることができるという。

 ラーメン作りを体験できるゲーム。フライパンでギョーザを焼くと、ニラのにおいがしてくる。さらにギョーザのにおいから、焼きすぎて焦げてしまったにおいまで感じることができる。仕組みはゴーグルにつけられたカートリッジ。小さなファンがついていて、そこからにおいが出ているという。

 VAQSO CEO・川口健太郎さん「五感の中で、においの部分と嗅覚の部分が(VRで)再現されていなかったので、においがあることによって、よりリアリティーが高まるようになっています」

 日本のある調査会社によると、世界のVRやAR(=拡張現実)などの関連サービスの市場規模は、今年の約1兆円から、2021年には約24兆円まで急成長すると予測されている。

 また、別のブースでは、顔写真1枚で自分そっくりの3Dキャラクターが作れるものも。髪形や服装を選ぶと、うりふたつ…とまではいかなかったが、特徴を捉えた3Dキャラクターが完成した。さらにインターネットともつながっていて、他のプレーヤーが操作する、キャラクターとコミュニケーションを取ることができる。この技術を使えば、なかなか会うことのできない家族や友人とも実際に会っているような感覚になれるという。

 そしてストレス発散ができるゲームではVR内で食器を割るなど現実ではなかなかできないことを体験することができる。コントローラーを握るのではなく、腕に巻いたバンドが筋肉の動きを感知して操作を行うことができるのだ。

 進化し続けるVR。東京ゲームショウは23日から2日間、一般公開される。

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