鳥インフル感染疑いで農水省が対策会議
香川県で鳥インフルエンザへの感染の疑いがあるニワトリが見つかったことを受け、農林水産省は11日、専門家による会議を開き、高病原性ウイルスが確認された場合の対策を話し合った。遺伝子検査の結果は夜になるとみられる。
香川県で見つかった感染の疑いのあるニワトリは10日の簡易検査では鳥インフルエンザの陽性反応がでたが、その後行われた遺伝子検査では陰性が出たニワトリもいて感染が確定できなかった。
11日の会議では、これまでの経緯をもとに専門家が意見を交わした。その中で専門家から、10日に死んだことが確認されたニワトリは55羽だったが、その後に死んだのは31羽と爆発的な増加がなかったことから高病原性ではなく、移動制限の範囲の狭い低病原性の鳥インフルエンザの可能性もあるとの意見も出たという。
香川県では11日朝から検査のやり直しを行っており、11日午後9時頃に結果が出たあと、農水省で専門家を交えて最終判断が行われる見通し。
農水省は判断の結果、殺処分が必要な高病原性のH5型、H7型だった場合、移動制限や殺処分などを速やかに行えるよう体制を整えている。