東芝 不振のパソコン事業をシャープへ売却
経営再建中の東芝は、「dynabook」などで知られるパソコン事業をシャープに売却すると発表した。
東芝は、パソコン事業を展開する子会社「東芝クライアントソリューション」をシャープに売却することで合意したと発表した。シャープが子会社の株式80.1%を40億円で取得して東芝のパソコン事業を買収する。
東芝はノートパソコン「dynabook」などで一時、世界のトップシェアを誇っていたが、ここ数年はスマートフォンが台頭し中国メーカーにも押され不振が続いていた。
一方、シャープは経営不振に陥っていたが、台湾のIT企業ホンハイの傘下に入った後、わずか1年で黒字化に成功している。シャープは東芝のパソコン事業買収でIT分野での人材を取り込む狙い。