セブンイレブン“家庭の廃油”回収開始 車や飛行機の燃料など再利用へ
大手コンビニエンスストアのセブンイレブンは、家庭で捨てられている油を回収して生かす仕組みを開始しました。将来的に再生航空燃料=SAFへの活用も目指していくということです。
セブンイレブンは、ENEOSなどと連携し、千葉県の3店舗で、家庭で揚げ物などに使用したり、賞味期限が切れた油などの回収を15日から始めました。
回収には、客が店舗で専用のボトルを受け取り、家庭で出た廃油を入れて店舗の回収ボックスに持ち込みます。日本国内の家庭では1年間でおよそ10万トンの油が捨てられていて、これを資源として活用する狙いです。
まずは、車に使用されるバイオディーゼル燃料などに再利用し、再来年以降には再生航空燃料=SAFへ活用し、成田空港などにも供給していきたいとしています。
油の回収は、セブンイレブンの店舗の他に、千葉県のイトーヨーカドーなどの一部店舗や一部マンションなどでも行われます。