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“週休3日”導入広がる 新たな働き方とは? 日立「給与そのまま」

2022年4月13日 0:36
“週休3日”導入広がる 新たな働き方とは? 日立「給与そのまま」

日立製作所は、給料は変わらず「週休3日」にできる新制度を導入することを明らかにしました。また、NECやパナソニックホールディングスも、「週休3日」導入を検討しています。“新たな働き方”の導入に踏み切った各企業の理由とは?

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東京・渋谷区の求人広告の代理店・オンタイムデリバリージャパンでは、2021年末から一部職種で「週休3日制」の業態を導入しました。平日の11日が休みだった女性に話を聞きました。

――どういうふうにすごした?

週休3日企業に勤務 女性(29)
「(きのうは)久しぶりにアウトレットにでかけて」

週休3日を求め、2か月ほど前に転職したというこの女性は、「休みが増えたことで、友人と会うだけでなく、自己投資の勉強やゴルフなど、新しいことに挑戦できるようになった」と話します。

週休3日企業に勤務 女性(29)
「本当にメリハリができます。3日間お休みいただいたからこそ、翌週パフォーマンスあげていこうとなる」

この企業が「週休3日制」の導入に踏み切った理由について、広報担当者は「コロナ禍になってから、働き方が変わってきていると思う。(週休3日制は)やりたいこととあわせて、両立できるような働き方ができているので、『働きやすい』という声は頂いている」と説明しました。

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導入が相次ぐ「週休3日」について、東京・有楽町で聞きました。

会社員(40代)
「(コロナで)労働時間は短くなりました。私が若い頃は、どこもかしこもブラックな職場でしたからね。すごい変わったなと」

新入社員たちはどうなのでしょうか。

――“週休3日”もし会社で導入されたら?

新入社員
「使わないです」

新入社員
「自分はとりあえず使ってみて(から考える)」

新入社員
「全然つかっちゃいますね」

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こうした三者三様の考えに対応しようと、日立製作所は、"新たな働き方"を明らかにしました。全従業員の半数にあたる約1万5000人を対象とし、1日に3.75時間は働くという最低勤務時間を2022年度中にも廃止するということです。

この“新たな働き方”により、例えば、金曜日の所定勤務時間を月曜日から木曜日に振り分ければ、給与は変わらずに週休3日にすることが可能となります。また、早朝と夜に働いて、昼間は育児や介護などに充てることもできるということです。

今後、NECやパナソニックホールディングスも、週休3日制を導入する方針です。

(4月12日放送『news zero』より)

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