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猛暑影響 小売り業界は業態で明暗分かれる

2018年8月21日 17:40

猛暑が続いた先月。小売り業界は業態によって明暗が分かれた。先月の売上高は、食品や日用品が主流のスーパーはプラス、高級品を扱う百貨店は大幅減となった。

日本チェーンストア協会によると、全国のスーパーの先月の売上高はおよそ1兆1301億円で前年同月比1.5%のプラスとなった。

猛暑のため家庭で火を使う料理が敬遠され揚げ物、焼き物などの総菜が好調だったほか、エアコンや冷蔵庫などの家電製品は前月に比べ8割近いプラスとなるなど需要が急増した。

一方、全国の百貨店の先月の売上高はおよそ5132億円で前年同月比6.1%のマイナスだった。

外国人旅行者に人気の化粧品を除く全ての商品が前年割れとなっている。日本百貨店協会は百貨店の主要な購買層である年配客が猛暑で外出を控え、客数が大幅に減ったためとみている。

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