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ダウ過去最高値を更新 貿易摩擦の懸念後退

2018年10月3日 7:25

2日の米・ニューヨーク株式市場は、貿易摩擦の懸念が後退したことで海外事業の比率が高い銘柄が買われ、ダウ平均株価は120ドル以上値を上げ過去最高値を更新して取引を終えている。

2日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比122ドル73セント高の2万6773ドル94セント。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は37.76ポイント下げて7999.55で取引を終えている。

前の週末に、NAFTA(=北米自由貿易協定)の再交渉をめぐり、アメリカとカナダが合意に達したと発表した。これを受け貿易摩擦の懸念が後退し、「キャタピラー」や「スリーエム」など海外事業の比率が高い銘柄が軒並み買われ、ダウ平均株価は9月21日につけた過去最高値を更新して取引を終えた。

市場関係者は、「米中の貿易摩擦への懸念は依然残っているが、中間選挙までは大幅に悪化しないとの見方が多く、市場は上げ基調になっている」と話している。

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