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経団連“就活ルール”廃止を決定

2018年10月9日 21:42
経団連“就活ルール”廃止を決定

大学生の就職活動をめぐり、経団連は、面接や内定の解禁日を定めてきた指針を2021年春の入社に向けた採用から、廃止することを決定した。

経団連は、採用説明会は大学3年の3月以降、面接は4年の6月以降、などと定めた指針の廃止を決定した。

背景には、こうした日程のルールは、外資系企業やベンチャーなど、経団連に加盟していない企業は縛られず、採用日程のルールが形骸化していたことなどがある。今後は政府主催の会議に経済界、大学関係者らも参加し、新たな採用日程を決めていく。

また、中西会長は、大学の教育と職業がもっとつながるよう、政府や大学に働きかけていく意向を示した。

経団連・中西宏明会長「大学教育と職業とのつながりというのが希薄であることに対する反省は深刻にしなくてはいけなくて、それは一部、政府へのお願いでもあるし、一部、企業側の責任もあるし、大学はもっと大きな責任があるよねと」

また、企業がかつてに比べて中途採用の比重を増やすなど、採用環境が変わってきている中で、新卒一括採用のあり方などについても議論していきたい考え。