アフリカ豚コレラ陽性反応 国内初
農林水産省は22日、北海道の新千歳空港に持ち込まれた豚肉のソーセージからアフリカ豚コレラの陽性反応が出たと発表した。国内で陽性反応が出たのは初めて。
農水省によると、今月1日、中国・北京から来た客が新千歳空港に豚肉のソーセージ1.5キログラムを持ち込んだため、遺伝子検査を行ったところ、アフリカ豚コレラの陽性反応が出たという。
中国から日本国内に豚の生肉やソーセージを持ち込むことは禁止されている。
アフリカ豚コレラは、感染力が強く、致死率も高い豚の病気だが、人には感染せず、食べても問題はない。
しかし、豚が、食べ残しなどを食べた場合、感染する可能性がある。
今年8月以降、中国で感染が拡大していて、農水省は国内への侵入を防ぐために水際対策を徹底しているという。