新エネルギー水素を活用へ初の世界閣僚会議
地球の温暖化が進む中、二酸化炭素を出さない新たなエネルギーとして、水素の世界的な活用を目指す初めての閣僚会議が東京で開かれた。
会議には21の国と地域が参加し、水素社会の実現に向けた「東京宣言」をまとめた。宣言では、水素を使う燃料電池車などの技術を先行する企業が独占せず共有するほか、運搬や貯蔵などで共同研究開発を進めるとしている。
日本としては来年、議長国を務めるG20(=主要20か国)の会議で議論を進めるほか、2020年東京オリンピック・パラリンピックでは選手村などで水素をエネルギー源として使う予定で世界的にリードする狙い。