今年６月、産業用蓄電池の検査データの不正を発表した、化学メーカーの日立化成が、新たな不正を発表した。国内７つの事業所、すべてで不正が行われていたという。

日立化成・丸山寿社長「深くおわび申し上げます」

「日立化成」が新たに不正な検査を行っていたと発表したのは、自動車バッテリーを含む複数の製品。今年６月に発表した、産業用蓄電池の検査データの不正を受けて実施された調査でわかったもので、今回不正があった製品の納品先は約１９００社に上る。

日立化成の丸山社長は、製品に安全上の問題は確認されていないとしながらも、国内７つの事業所すべてで不正が行われていたということは、会社として、甘えた文化があったのではと発言した。