ガソリンが７週連続で値下がりしている。

石油情報センターが発表した１日時点のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で先週に比べて３０銭安い１リットルあたり１４５円６０銭だった。値下がりは７週連続。

米中が貿易摩擦のさらなる激化を回避したことで世界的に消費が上向くとの期待感から原油価格は一時的に上がったが、それがガソリンの小売価格に反映されるまでには時間がかかることから、今週も値下がりが続く結果となった。

石油情報センターでは、来週は値上がりに転じると予想している。

原油の価格をめぐっては、今週開かれたＯＰＥＣ（＝石油輸出国機構）らによる会合で主要な産出国が引き続き生産を減らすことに合意したため大幅な値下がりはなくなった一方、イラン情勢の緊張が高まっていることなどから先行きの不透明さが増している。