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化学関連業界団体が初の見解 対韓輸出規制

2019年7月9日 23:47
化学関連業界団体が初の見解 対韓輸出規制

政府が韓国向けの輸出規制を厳格化したことを受けて、化学関連企業の業界団体が初めて見解を示した。政府の方針に従いつつ、韓国の取引先企業に対して最善を尽くすとしている。

日本化学工業協会・淡輪会長「一部日本企業における輸出管理体制の不備と、韓国側における管理体制の不足、これを背景に行われたという認識。そこについては政府の意思決定、見解に粛々と従っていく。現段階ではそういうことだろうと」

日本が韓国に対して輸出規制を厳格化したことで、一部日本企業に負担が増えているが、日本化学工業協会の淡輪会長は「粛々と政府の方針に従っていく」と述べた。

また、今回規制が厳格化された原材料を韓国向けに輸出している昭和電工の社長で石油化学工業協会の森川会長は、取引先に対して最大限対応するとの意向を示した。

石油化学工業協会・森川会長「一般論になるが、原則は法令順守です。この原則をもとに、お客さまに対してベストなことができるかというのは、どういう状況になっても変わらない。やはり企業としての姿勢だと考えています」

森川会長は、在庫の調整などで工夫し、取引先に最大限協力する意向を示した。業界団体は、韓国への輸出規制について、来月までに団体としての見解を取りまとめる予定。

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