トヨタ 国内工場の稼働時間短縮へ グループ企業の相次ぐ不正受け
グループ企業の相次ぐ不正を受け、トヨタ自動車が国内工場の稼働時間を短縮させることがわかりました。
トヨタをめぐっては、ダイハツ工業や豊田自動織機など、グループ内での不正が相次いで発覚しています。
こうした中、関係者によると、トヨタ自動車は今月から国内工場の稼働時間の上限を30分短縮させることがわかりました。
先月、グループ内で相次いでいる不正について、トヨタの豊田章男会長は「原点を見失っている」と述べていて、現場の生産態勢に余裕を持たせることで、持続可能な職場環境を整備する考えです。
ただ関係者からは、「工場の稼働時間を短縮したくらいで効果があるのか」と、不正の抜本的な解決につながる改善策を求める声も上がっています。