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5月の月例経済報告“コロナの影響”記述を削除 2年2か月ぶり

2022年5月25日 18:37

政府は5月の月例経済報告で、景気の基調判断から新型コロナの影響に関する記述を削除しました。

5月の月例経済報告で、景気の基調判断は「持ち直しの動きがみられる」として、前の月から据え置かれました。

しかし、「新型コロナによる厳しい状況が緩和される中で」という先月の記述からコロナに関する表現が削除されました。3年ぶりに行動制限がないゴールデンウイークで、外食や旅行などのサービス消費が持ち直したことが主な要因です。

新型コロナの景気への影響は2020年3月から書かれていて、2年2か月ぶりに削除されたことになります。

個別の項目で見ると、個人消費はまん延防止等重点措置の解除により持ち直しの動きがみられて、2か月連続で据え置かれました。一方、雇用についてはコロナの影響の記述を削除し、持ち直しの動きがみられるとして上向きに修正しました。5か月ぶりの上方修正です。

政府は今後の個人消費について、物価が上昇する中で旅行などのリベンジ消費がどれくらい続くのか、丁寧に見る必要あるとしています。

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